瑞牆山 十一面岩 左岩壁「錦秋カナトコルート」にて

H田です。

11/2~3でかみさんと瑞牆山のマルチピッチで遊んできました。

はっきりと目的ルートやエリアを決めることもなく、そういえば今シーズン行っていないなと思った瑞牆エリアに向かうこととしました。

11/2はのんびり朝出で渋滞にもはまり、昼過ぎの到着の上に雲行きの怪しい天気とあって登る気は急降下。とりあえず久しぶりの十一面岩方面への偵察としました。

左岩壁「錦秋カナトコルート」は登ったことがないのと比較的易しいらしいのでここに絞りました。この界隈も以前は何度か登りに来たものですが、このところとんとご無沙汰でした。

手持ちの小さな双眼鏡で観察する分には核心ピッチも何とかいけそうに見えました。

この日はみずがき山自然公園にてテント泊。周りにはボルダーの若い兄ちゃんや姉ちゃんが奇っ怪なテントを張ってワイワイやっていました。不快ではないのですが、異文化な感じがしました。

3日の朝は結構寒くて登りもどうなることかと案じましたが、陽が当たるにつれ快適な様相となってきました。

1P目5.7の顕著なフレーク

1P目5.7の顕著なフレーク

左岩壁全体が貸しきりで、静かなクライミングが楽しめました。

核心の2P目はきれいなボルトがあったこともあり、なんとかオンサイトできました。

ボルトがなかったら厳しいですね。

初めはボルト無視しようかとも思いましたが、そういうことではないラインだと思い至り、ありがたくボルトを使わせてもらいました。

2P目核心ピッチの5.10a

2P目核心ピッチの5.10a

樹林帯を2Pで抜けると左岩壁の左端に出ました。

そこから易しくも高度感あふれる楽しい登りが堪能できました。

クラック・スラブ・ワイドと短い中に凝縮されており、登っていてたまらなかったです。

ロープはとても重くなりましたが。

5.7の短いチムニーを抜け、カナトコ岩の肩に出る

5.7の短いチムニーを抜け、カナトコ岩の肩に出る
後方はみずがき山自然公園

最後は短い快適なクライミングでカナトコ岩の岩塔に立てました。

気温が低いようでわずかな風でも寒かったのですが、展望抜群でした。

まさにルート名通りの錦秋を愛でるに相応しいルートだとと思った次第。

カナトコ岩のてっぺんに至るにはもうひと登り

カナトコ岩のてっぺんに至るにはもうひと登り

十一面岩では最も易しい入門者ルートではありますが、自分たちには精一杯ながらもエンジョイ・クライミングができる好ルートでした。

ポピュラリティーとクオリティーを両立させたお薦めルートと思いました。お好みでライン取りもいろいろ選べます。

今回もかみさんがノーテンションで登ってくれて、私の不甲斐なさをカバーしてくれました。

左岩壁「錦秋カナトコルート」で登ったところ

左岩壁「錦秋カナトコルート」で登ったところ

このエリア、行けるものならまたいつの日か行ってみたいものです。

瑞牆マルチピッチルート、最高!

 

 

 

 

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