BUTSUことH津です。初投稿になります！

5/21-22で、1日目に針ノ木岳雪渓にて雪上訓練、2日目に針ノ木岳へ登ってきました。

メンバーは、 L:doggyさん、S野さん、Kいそさん、まっきー、僕の5名です。 Kいそさんは、急遽仕事が入り、残念ながら日帰りでの参加になりました。

5/21（土）1日目

10時ごろに扇沢に到着し、準備をして大沢小屋へ。 ちょうどいいテントスポットを見つけて、テントを設営。

午後から針ノ木の雪渓に入り、ちょうど良い支流の雪渓を見つけたので、 そこで雪訓を開始。

雪上歩行については、ベテラン、経験者中心なので割愛。

滑落停止訓練は、復習としてそれぞれでやってみました。 僕が習っていたのは、アイゼンが引っかからないように足を上げて止める方法でしたが、 doggyさんは、少し足を広げ、その抵抗も利用して止める方法だったり、 滑落停止方法にもいろいろな流派（？）があり、大変勉強になりました。

 

次に、支点作り。 それぞれの道具の使い方、強度実験、弱点などを学びました。

スノーバー

下方向への強度は強いですが、上方向への力ではすぐに抜けてしまいます。

デッドマン

スノーバーよりも強力で、ある程度上方向の力にも強いですが、やはり抜け易くはあります。

スノーボラードの作り方

直径1m以上、溝50cm以上の涙型を作り、ロープをぐるりと一周させます。 ロープが雪に食い込むのを防ぐため、ピッケルや木の枝などを差し込むとより強度が高くなります。 実際に引っ張ってみても、びくともしない。

その他にも、K磯さんより土嚢袋を使った支点作りを教わったり、バイルを使った支点強度を 試してみたりしました。

続いて、メインイベントのスタンディングアックスビレイ！ ソリのスピードを使って、滑落者に見立て、いかにやわらかく流し止めができるかチャレンジ。

まずは、僕の初挑戦映像。

 

続いて、S野さんの鮮やかなロープ捌き！さすがです。

最後に、ビーコンによる捜索訓練。

先日、誕生日に買ってもらったおろしたてのビーコンを使用。 浅く埋まっていたのもありますが、なんと70秒で発見できました。 デジタルビーコン、すごいです！道具の力も実感。

夜は、テントで鍋宴会。K磯さん、すいません。。。 今回は、僕が食当で少し東南アジアの感じを入れていました。 ご好評頂け、良かったです。

それにしても、テントで宴会は楽しいですね（笑）

5/22（日）2日目

4時に起き、朝食を食べdoggyさん、まっきー、僕の3名で針ノ木岳へ。 ちなみに、朝食はフォー風うどん。パクチーの嫌いな方、お知らせ下さい。 S野さんはひざの具合により、スノーシューで雪渓の散歩をされていました。

すぐに雪渓に入り、雪上歩き。 4時時点から暖かく、雪もだいぶやわらかくなっていたので、途中まではアイゼン無しでいけました。

天気が良かったので、登山者もですが、ハイクアップのスキーヤーやスノーボーダーも多く見かけました。 山スキーもかっこいいですね。いつか、やってみたいです。

途中から、針ノ木小屋方面では無く、右の雪渓を上っていきました。 ここから、アイゼン着用。 思いのほか時間がかかり、日ごろの体力トレ不足を実感。

雪渓は稜線のコルまでで、そこから頂上までは雪はありませんでした。

頂上に到着すると、剱、白馬、槍などなど北アルプス360度見渡せる絶景でした！ この壮大さは、他にはなかなか無いですね。

下山は、針ノ木小屋側から下りました。 途中のトラバースがなかなかスリリングでした。

下山もアイゼン無しで下りましが、急斜面でのバランスの崩れないdoggyさんの足捌き、見習いたいです。

雪渓の途中で、登りの時には無かった落石がごろごろ。 直径2mくらいの岩が散らばっていて、落石の軌道上の雪面に大きな穴がボコボコ空いていました。 落石の威力がよくわかります。これが自分たちが歩いている時に落ちてきたらと思うと、ぞっとします。 この大きさには効果はないですが、小さな落石なら防げる可能性もあるので、ヘルメット着用は大切です。

テントを撤収し、14時くらいには扇沢まで下山。 久々のアルプスで色々学べた、充実した2日間でした！ 今年の冬山で活かしていきたいです。