谷川岳(天神尾根)& 白毛門

K宮です。毎年恒例になっている、谷川岳&白毛門での体力トレと冬山装備のチェックに行ってきました。今回は単独ではなく当会のS藤さんとです。天気予報は良くなかったのですが、晴天時ばかりが山ではなく、悪天時での行動を強いられる事もあるのでS藤さんには良い経験になるかなと決行しました。

 

山 行 日
H28.12.10(土) ~ 11(日)

ルート/タイム  
10日(土)  天神平ロープウェイ駅(09:30頃) → 天神峠(10:40~55)→ 熊穴沢避難小屋 → 1560m/最高到達点(12:10~25) → 同ルート下降 → 天神平斜面/雪上技術の確認 → 土合駅(16:00頃) ▲

11日(日)  ▲(6:20) → 1170m地点(09:00~10) → 1475m/最高到達点(11:00) → 同ルート下降 → 土合駅(13:00)

メンバー
K宮(L)  S藤

荷 重
K宮(21Kg)    S藤(?)

 

10日(土) 谷川岳(天神尾根)

41-1          44-1
(天神平ロープウェイ駅を望む)                (天神峠を目指しラッセル)

天神平は湿った雪が降っていた。トップパーティーがラッセルしているのが確認される。天神尾根を13時までと時間制限してアイゼン・ワカン装着なしで出発する。トレースは夏道通しにトラバースしている。我々は、ゲレンデ右端のスキーの滑降ルートを天神峠を目指しラッセルする。

 

49-1   50-1
(夏道との合流点を目指し天神峠から下降に入る)

51-1 56-1
(避難小屋前のラッセル渋滞)         (熊穴沢避難小屋)

夏道のトレースに合流して暫く歩くとラッセル渋滞に遭遇。ラッセルの順番が来る前に避難小屋着。全員この避難小屋で休息する中、我々は森林限界目指し先にトレースを伸ばす。12時を回った所で次のピークまでトレースを伸ばすかを考えたが、戻って雪上技術の反復をやるのも良いかなと思い下降に入る。ゲレンデの片隅の斜面で、滑落停止のおさらいをして早々にロープウェイで下る。強風でロープウェイが止まるかもと言われていた。

 

60-1
(土合駅)

湿った雪で雨具の下の衣服まで濡れた。今日は森林限界までしか行かなかったので強風は感じなかったが上部は荒れているようだ。ロープウェイ駐車場を後に土合駅に戻る。駅の後方(赤沢山方面)は晴れ間も見えた。濡れた衣服は朝になっても乾く事はなかった。

 

11日(日) 白毛門

62-1
(白毛門登山口)

65-1          71-1
(ラッセル中のS藤さん)          (昨日より雪量の増えた土合駅)

今日は白毛門ルートを11時を限度に歩く。松ノ木沢ノ頭までは行きたいと思う。取付きでワカンでなくアイゼンを着ける。傾斜と雪質で判断した。トレースを辿るとすぐにワカンをつけているグループに会う。追い越し更に続くトレースを忠実に歩くと、先頭でラッセルしている2人に追いついた。代わり我々がラッセルする。ラッセルは全体の3分の1位やったか? 休んでいると2人とグループと単独者に抜かれる。ワカンに履き替え追いついたのは松ノ木沢ノ頭直下だった。我々最後のラッセルを、S藤・K宮の順で行うが松ノ木沢ノ頭まで行けず、目の前で時間切れ下山に入る。他パーティーは先を目指す。降雪で、付けたトレースは消え、段差や岩や木の根が隠れワカンを着けての下降はバランスを崩し歩きずらく体力をとられる。途中で取って下った。土合駅で会った2人パーティーの話によると、松ノ木沢ノ頭まで行ったが強風と深いラッセルで登頂は断念して下山したとの事だった。

両日とも森林限界を越えなかったので強風の影響をさほど受けなかったが、今にして思えば吹雪体験しても良かったかなとも思う。ラッセルは新雪の為、湿っていても軽く比較的楽なものだった。でもバテた、バテても歩かなければトレーニングにならない。どちらもピークは踏めなかったけど良いトレーニングにはなったかな。バテる程に達成感がある。

 

K宮   記

 

 

 

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