鹿島槍ヶ岳 東尾根(敗退)

H津です。今冬は数十年ぶりに再開したスキーにはまり、登山から離れていましたが、お誘い頂き鹿島槍東尾根へ行ってきました。3連休の好天を期待しての山行でしたが、2日目からの天候悪化でやむなく敗退。天気が崩れたのも敗退理由ですが、自分の体力低下、経験不足も痛感した山行でした。

山行日 3/18(土)~19(日) ※予定では3/20下山予定の2泊3日でした。

メンバー K宮さん(L)、D岸さん、Y岡くん、H津の4名

行程 3/18(土) 大谷原駐車場~東尾根取付~一ノ沢の頭~二ノ沢の頭▲

3/19(日) 二ノ沢の頭~第一岩峰取付(敗退決定)~二ノ沢の頭~一ノ沢の頭~大谷原駐車場

駐車場からの舗装路

駐車場からの舗装路

取付から尾根に出たところ

取付から尾根に出たところ

尾根をひたすら登る

尾根をひたすら登る

一ノ沢の頭から鹿島槍

一ノ沢の頭から鹿島槍

雪庇に気をつけながら、尾根を進む

雪庇に気をつけながら、尾根を進む

二ノ沢の頭にテント設営

二ノ沢の頭にテント設営

第一岩峰までの雪壁

第一岩峰までの雪壁

第一岩峰の取付で敗退

第一岩峰の取付で敗退

 

初日は天気もよく、行動中は常に汗ばむほどでした。最初から最後までY岡君が先頭に立ち、行動。日ごろから鍛えていてさすがな体力だと、改めて関心しました。

トレースがあったものの途中から雪に潜るようになり、ワカンを装着。久々のワカンでしたが、快適でした。

一ノ沢の頭で先行パーティーと合流。大学の山岳部の方々のようです。ラッセルのお礼をいい、個ここからアイゼン装着。Y岡君が先頭に立ち、パワフルなラッセルでニノ沢の頭に到着。途中、雪庇があり、K宮さんから通過の注意点を教わりました。

ニノ沢の頭にテントを設営。風に備えて、スノーソーとスコップでブロックを作り、壁を築きます。だんだんと慣れて、後半は美しい壁ができました。Y岡君と一緒にスノーソーを使って、水用の小さなブロックを作ることを思いつきました。見事にコッフェルサイズの雪ブロックができ、水作りも快適に。

14時頃にテントを設営してしまったので、のんびりとテント内でくつろぎます。やはり、テントの中は楽しいです。

夜中から天気が荒れ初め、強風でテントも大きく揺れていました。しっかりと壁を築いておいて良かったです。雪も振っていました。

2日目は、早朝から行動。風はおとなしくなったものの雪は降り続けていました。先行パーティーが第一岩峰に向かっていたようで、トレースを拝借。取付のところで合流しました。

雪は止む気配もなく、天気予報もこれから崩れる予報。ここから第一岩峰、第二岩峰を越えて、ラッセルを繰り返し、夕方までに安全な森林限界内に戻るのは難しい状況。K宮リーダーに従い、ここで敗退を決定しました。ここまで頑張ったY岡君はとても残念そうでしたが、自分もここから先に行く体力には自信がありませんでした。他のパーティーも全員敗退を決定。

下山途中で、K宮さんから教わりながら、下山時の確保を練習。時間があるときにこういった練習は重要だなと改めて実感。

 

悪天に阻まれた山行だったとはいえ、自分の中では体力と気力がついていかなかったのが一番大きかったです。トレーニングをやり直す、よいきっかけになった山行でした。また来年チャレンジしたいと思います。

 

鹿島槍ヶ岳 東尾根(敗退)」への1件のフィードバック

  1. K宮です。

    敗退は残念でした。雪稜雪壁山行は天候や雪の状態で大きく難易度が変ると思います。各自、もっと経験値を積んで再挑戦しましょう。

    返信

K宮です。 にコメントする コメントをキャンセル

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