西丹沢・玄倉川ザンザ洞本谷にて

H田です。

7/9に前夜発日帰りで西丹沢・玄倉川ザンザ洞本谷に行ってきました。

メンバーはかみさん。

ユーシンに至る玄倉林道はけっこう長いです。

それが今年からゲートが以前よりぐっと手前に設けられていて、玄倉林道起点より歩くことになっていました。

事前に知っていなければ相当へこんだことでしょう。概ね40分増しといったところでしょうか。

 

早朝に出発。

2時間かけてたどり着いたユーシンロッジ跡(避難小屋として使える模様)で一息入れてから檜洞沢沿いの踏み跡をたどって入渓しました。このあたりは以前石小屋沢に行った時にたどった路なので覚えがあります。

いい加減河原状を進行するとやがてザンザ洞出合に至ります。

名前の由来のような「ザンザザンザ」としぶきを上げる様相ではありません。

そこからすぐに本谷と二ノ沢が出合うF1となります。

正面から見ると相当立って見えましたが、本谷よりは二ノ沢のF1の方が幾分マイルドであることがよく見るとわかりました。

ザンザ洞二ノ沢のF1はぬめり核心、たわし使用

ザンザ洞二ノ沢のF1はぬめり核心、たわし使用

そこで意を決して50mロープで登ってみました。

事前の調査通り、良い手がかりでも相当にぬめります。足はツリツリ。

たわしが大活躍しました。

 

その後のちょっとした小滝もぬめりが加わることで相当に手応えを感じました。

F4「象の鼻」は一歩もの

F4「象の鼻」は一歩もの

それでもF4「象の鼻」は比較的快適に登れました。

「象の鼻」登攀時にカムがきめられた。エイリアン黄は何かと重宝する。

「象の鼻」登攀時にカムがきめられた。エイリアン黄は何かと重宝する。

プロテクションがきいていると気分がまるで違います。

残置のハーケンは下部に1枚だけでした。

登りの核心は滝場の登攀よりも最後のF6 20m大滝の高巻きでした。

踏み跡もほとんどない、恐ろしい切れた砂ザレの斜面をトラバース状に登るのは勘弁してほしい気持ちでいっぱいでした。

そこを越したら分岐になり、そのまま稜線に至る真ん中の尾根をたどると快適に稜線に出られました。

稜線からの一般道は歩きやすく快適なのですが、大石山経由でユーシンまで約2時間、そこから林道をさらに2時間歩くことでヘトヘトになってしまいました。

玄倉川は水流が少ないようで、以前目にした「ユーシンブルー」(これが評判で、近年ハイカーに大人気の所以だとか)の水面は見られませんでした。

最後の核心は長い林道歩き。旧ゲート付近。

最後の核心は長い林道歩き。旧ゲート付近。終点はここからさらに30分以上かかる。

17時半頃玄倉林道起点の駐車スペースに戻ってこれました。

約13時間ほどの行動になりました。

久々の長時間行動が身に応えた山行でした。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>