H津です。
10/8(日)、9(月)で開催されたハセツネCUP(日本山岳耐久レース)に参加してきました。
大会HP: http://www.hasetsune.com/
今では、トレイルランニングの大会というイメージが定着していますが、
日本山岳耐久レースというくらいですので、元々は山ヤの大会です。
なので、トレラン大会のようにエイド(補給所)は基本なく、途中の関門で、
水かポカリを1.5リットルもらえる以外は、全て自分で担いでいきます。
それでも、最近の道具は軽量、コンパクトにできているので、胸ポケットも含めた6リットル
のパックに全て収まります。
装備は、雨具、ヘッドライト、食料(ジェル20本くらい、塩熱アメ、ヨモギ大福5個、ゆべし2個)、水分2.5リットル、エマージェンシーシートと必要最小限です。
実は一昨年も出ているので、今回で2回目。目標は、前回よりタイムを短縮できたらいいなと。
コース全長は71.5kmで、コースはこんな感じ↓
五日市中学校→今熊神社→市道山分岐→醍醐丸→生藤山→土俵岳→笹尾根→三頭山→大岳山→御岳神社→金比羅尾根→五日市会館前
スタートとゴールはほぼ一緒で、奥多摩の山々を走ります。
スタートは、自分の目標タイムごとに10h台、11h台、12h台・・・とブロックに別れ、その順番で整列します。
僕は、あわよくば12h台でと思っていたので、12hのところに。
10/8 13:00に一斉スタートです。
スタートダッシュする人が多く、その理由は渋滞するから。スタートしてからしばらくしたらトレイル(登山道)に
入るのですが、狭いのでしばらく身動き取れなくなります。タイムを狙う人は、この渋滞に巻き込まれないよう
少しでも前に出ようとダッシュします。
僕はというと、先週「東北みやぎ復興マラソン」でフルマラソンを走ったダメージがあったのと、前回の反省から、
前半は温存しようと決め、三頭山までは6割のペースで行くことにし、先を急ぐ選手たちに道を譲ります。
この作戦が功を奏したのか、今までのトレランやマラソンなどで無いくらい気持ちに余裕を持って走れました。
さらに、前日の雨と当日の暑さで、山の中は蒸し蒸し状態。多くの選手が体力を奪われたり、水不足でリタイアしたそうです。
この蒸し蒸しのコンディションだったので、汗をかいて塩分が奪われてしまうので、
30分置きに、ジェル→塩熱アメ→ジェル→塩熱アメ・・・と補給していきます。これも功を奏して、ゴールまで脚を吊ることもなく
ハンガーノックになることもなくいけました。
第一関門(浅間峠)でヘッドライトを装着。視界確保のために頭、腰、手の3ヶ所にライトをつけます。
ただ、ガスが濃くヘッドライトの白い明るさが逆に邪魔になり、腰と手だけにすることに。
さらに登りは電池節約のため、腰のライトのみで登ります。
思い荷物を背負って登る事に慣れているので、トレランパックを背負って登るだけなら楽ちん。
登りは休憩時間と考えて、ジェルを補給したり、深呼吸して下りや平坦地のランに備えます。
前回は、睡魔と腹痛にやられてしまったので、今回は前日はしっかり寝ていきました。
なので、体調はすこぶる良好。さらに、保険で下痢止めを早めに飲んでおき、眠気が来たときに対処できるようカフェインの錠剤も
用意していきました。
ペースは常に6割をキープ。自分よりペースが遅い人がいると、ついつい抜かしにかかる悪い癖があるのですが、
今回は我慢。脚を温存する時間と割り切って、抜かしても負荷のかからないポイントにくるまで待ちます。
コース最高地点 三頭山を登ってるあたりから雨がパラパラ降り出しました。暑いので、もっと降って欲しかったけど、微妙な量。
第二関門(月夜見)で水を補給。脚を少し揉んでから、再スタート。ここからペースを上げていこうと思っていたけど、この辺りで
少し疲れが出てきたのと、左ひざが痛み出したので、スパートを御岳山からに切替、体力温存に努めます。
大岳山を過ぎたところから、走りやすいトレイルになったので、ここからはペースを上げて走り出します。
第三関門(御岳神社)も快調に進み、最後のピーク日の出山へ。この辺りの登りはゆるいので、常に走っていられました。
日の出山から金比羅尾根のラスト10kmは、温存していた脚を使い切ります。
60km以上移動してきても、まだまだ余裕があって、面白いように走れました。
そして、街に出たらダッシュでゴール!
記録は、14h35mと前回より20分遅かったですが、順位は300位以上上がっていました。
今年の完走率は、71%とかなり悪かったようで、今回は完走できただけで満足です。
しっかりペースを考えて集中したレースができたので、収穫の多い大会でした。
また気が向いたら来年以降も出てみようかなと思います。
しばらくランに集中してたので、またクライミングに気持ちを切り替えます!
応援してくださった皆様、ありがとうございました!!
すげー!!
お疲れさまでした。
また話を聞かせてくださーい
Hっちゃんお疲れさま!
山岳耐久レースにはいろんな戦術が必要なのね…ほんとすごい〜
Hっちゃんの底力をまた感じました!
いやー
すごいわ‼
むかぁ~し、雪稜にいた者です。
第一回のハセツネに出ました。当時はトレランなどという言葉は全くなく、圧倒的にヤマヤ達の参加でした。ヤマヤにエイドなどという発想はもちろんなく、水の提供だけでもありがたいという感じでした。
当時はゴアのトレッキングシューズもそれほどポピュラーではなく、大半がザックに革の軽登山靴。
小生もツエルトも背負っての参加でした。コースを走るなどという発想ももちろんなく、カモシカ山行の延長、休まず歩き続けようぐらいの感覚でした。タイムは18時間くらいだったような。
ハセツネも大分様変わりしたようですね。
小生現在は普通のロードの他に、トレラン、ウルトラ系にチャレンジしているところです。
たまには本格的な山にも行きたいけどなぁ・・・。