荒川水系 滝川 豆焼沢

H田です。

7/14-15で荒川水系滝川の豆焼沢を登ってきました。

メンバーはかみさん。

彩甲斐道豆焼橋付近の出会いの丘に車を駐め、9時30分頃ワサビ沢出合付近より入渓。

sa(1)

ホチの滝手前の滝  上方には雁坂大橋が見える

入渓してすぐに出合った釣り師とはにっこり挨拶して先を急ぎました。

ここは釣り師とのトラブルも多いと聞きます。

このゴルジュ帯以降は誰とも出くわしませんでした。

 

水量豊富な美渓で、滝場ではゴルジュに瀑音が鳴り響いていました。

入渓者は多いと見えて巻き道はお助け紐もあり比較的しっかりしていた印象です。

それでも滝場など全体にピリッとしていて侮れない感でした。

sa(2)

大滝4段50メートルは見学のみ

この日ロープを出して登った滝は2本のみ。

ホチの滝、トオの滝、大滝など名だたる滝は目を和ませるにとどめました。

登るは登り、巻くは巻くに徹し無理しない方針を貫きました。

街は酷暑のはずでしたが、水と戯れ終始快適なコンディションでいられたのは幸いでした。

sa(3)

両門の滝手前のビバーク地

もたもたしたところもあって、予定のビバーク地に着いたのは17時頃の体たらく。

それでもこのビバーク地は滝見ができるすばらしい立地でした。

当然の焚き火、かみさんが背負いあげてくれた最高のビールと食事。

沢旅の愉悦です。

適温で快適な夜を過ごせました。

sa(4)

左俣2段15メートル、右俣50mスダレ状に陽光がさす

気持ちの良い朝を迎えられました。

山中とあって適温で涼やか。

陽ざしが照らす両門の滝は神秘的ですらあり、最高の朝を迎えられました。

登山道までわずかということもあり、遅めの出発です。

本当のことをいうと寝坊しただけですが。

右俣50mスダレ状の登り始め

右俣50mスダレ状の登り始め

7時40分頃、快適だったビバーク地をようやく出発。

右俣50mスダレ状の滝の登りはいきなりにして至極のものでした。

sa(6)

続いて登るかみさん

楽しい登りはあっという間に終わり、その後はしばらくナメや小滝のゴルジュが続きます。

ガレ場を過ぎると傾斜が増し、侮れない小滝が続きます。

しくじるとただではすみません。

でもここはフリークライミングが活かせるところで、シャワーと相まってエンジョイしました。

sa(7)

水流にホールドを求めるとシャワーに

ふと気がつくと雁坂小屋の取水口がある登山道にでました。

ここまで1時間半ぐらい。

水を補給し、下山にかかります。

通常は雁坂小屋~黒岩尾根と行くところを河又方面に進路をとり、樺避難小屋からの尾根に下降路を見いだすトライをしてみました。

ルートファインディングは必要で、何度も立ち止まりながらも目印や踏み跡(ただし獣道の方が多い)に助けられ無事下山できました。

sa(8)

尾根上に放置された熊?の捕獲罠

出た先は出会いの丘とトオの滝を結ぶ仕事道。

よく踏まれたいい道でした。

豆焼橋方向からは車両のエンジン音が頻繁に聞こえ、じりじりとした暑さが加わり不快さがましました。

猛烈な炎天の出会いの丘に戻ったのは12時半頃。

概ね登山道出合~樺避難小屋で1時間。そこから下山で1時間半ということになり、通常よりは早い下山ができたかと思います。

しかしヘロヘロで、車内でホットドリンクになったペットボトルを1本空け、早々に大滝温泉に向かいました。

 

以前当会のY田御大が激賞していたのを覚えていていつかトライしたいと思っていました。

昨年アプローチをかけるも、降雨のため断念。ようやくの念願成就となりました。

Y田御大始め下山路を示唆してくださったH高さん、猛暑の東京で下山連絡を待ってくださったK沢師匠らに深く感謝申し上げます。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>