K宮です。Y田御大と高尾/南高尾山稜に行ってきました。御大とは、今年9月の高尾山ピストン以来の山行である。今回は行けるところまで行って、エスケープルートを使うとの考えだった。しかし御大は元気で、私の予想に反し、巻き道は使わず尾根通しで行こうとの指示まで出た。お陰で巻いたら行けなかった入沢山(490m)に行けたし、城山経由ではないが学習の道経由で高尾山まで行くことも出来た。
山行日 2023.11.14.(火)
ルート 高尾山口駅(191m/8:00) → 四辻(285m/8:15) → 316m地点(8:30~40) → 梅ノ木平分岐(9:30) → 草戸峠(342m/9:35) → 草戸山・松見平休憩所(364m/9:45~10:00) → 榎窪山(420m/10:30~35) → 三沢峠(400m/10:40) → 西山峠(430m/11:10) → 入沢山(490m/11:30~45) → ベンチ・見晴台(富士山が見える)→ 中沢山(494m/12:15) → コンビラ山(514.7m/12:30~45) → 大洞山(536m/12:55) → 陸橋・大垂水(13:35~45) → 学習の道 → 一丁平園地 と もみじ台の中間鞍部(470m地点/14:20) → もみじ台(14:30~40) → 高尾山山頂(599.3m/14:47) 【 6時間47分 】
メンバー K宮(L) Y田御大
重 量 10Kg
11月14日(火)
我々は歩くスピードが遅いので、高尾山口駅に早朝7時集合とした。しかし2日前の天気予報は、当日の最低気温が4℃位に下がるだろうとのことだった。二人の年齢を考えて1時間遅らせ8時集合に変更する。この時点でエスケープは中沢峠かなと思った。入山口で私は鈴を付ける。
このルートの登山者は少ないだろうと勝手に思っていた。しかし、後から後から登山者が来る。鈴をつけている人は皆無で私のみ。途中に、草戸山(境川源流)付近で熊の目撃(10月18日)ありの張り紙があった。「ビックリ」、草戸山は整備された山頂だった。
榎窪山を通過、三沢峠で巻き道が出て来る。御大にどうしましょうと聞くと、あくまで上のルートで行こうとの指示が出る。途中エスケープと思っていたので、それも良しかと尾根ルートを行く。その後も巻き道カットで、あくまで尾根通しにルートを取る。最初のエスケープ予定地(西山峠)に着く。御大は元気、そのまま先に進むと尾根通しに行く薄い踏み跡があった。迷わずその踏み跡を選ぶ、少し長い登りだったが高尾山方面が開けた山頂(入沢山)に出た。下の登山道を歩いたら出会えない山頂だった。ラッキー
入沢山山頂から、やはり薄いトレースをくだると下の登山道に出た。少し歩くと「ベンチ/見晴台」に着く。富士山の山頂部が見える。南高尾山稜では、見えると思っていなかっただけにこれで満足。陸橋から甲州街道へのエスケープは、バスの時間が合わず、歩くのも危険が伴うので対象から外す。従って中沢峠が最後のエスケープルートだと思っていた。中沢峠で、この先はエスケープルートはないから降りますかと御大に言う。すると先に行こうとの言葉が返ってきた。もうエスケープルートは無いですよと言うと大丈夫との返事が来る。ここまで歩きはしっかりしていたし、時間もあり、見た目も元気なので先に進むことにする。この辺りより、反対方向からの登山者も増えて来た。でも、鈴を付けている登山者はいなかった。
コンビラ山から大洞山を越え陸橋へと進む。計画は、城山経由で高尾山だったが、御大から少し疲れたとの言葉が出た。城山直下には傾斜の強い所がある。ここでルート変更、2021年度版の昭文社の地図に、通行止めとなっていた学習の道(現地に通行止めの表示なし)を行くことにする。難なく一丁平園地ともみじ台の中間鞍部に出た。巻き道に行きたい所だったが、そのまま長い階段を登りもみじ台へ。残念だが富士山は見えない。
(高尾山/大見晴台から)
そして、山頂直下の階段を大見晴台へ。ここでも富士山は見えない。最後に高尾山山頂を踏んでケーブルカー乗り場に行き下山。もみじ台と高尾山(大見晴台)で 富士山は見られなかったが、途中の「ベンチ・見晴台」で見ることが出来たので満足の山行だった。あらためて御大の元気さを感じる山行でもあった。ケーブルカー下山は、今回山行のご褒美である。
南高尾山稜は、まだマイナーなルートかと思っていたらとんだ思い違いだった。平日にもかかわらず、若者から年配者まで多くの登山者がいた。先に述べたが、鈴をぶら下げていたのは私一人だけ、他に鈴を付けた登山者はいなかった。高尾のメジャールートは、熊のいる確率は低いのだろうが、少し離れればいることを、草戸山周辺での熊出没情報をみて思う。
私の今までの山行は、前後に登山者がいなかったので、常に鈴をぶら下げて歩いていた。その為に遭遇しなかったのかな? または運が良かったのか・・・・・
K宮 記