K宮です。
8月31日(日)を最初に11月3日(月)まで通算5回の大倉尾根トレーニング、飽きずに良く行くなーと我ながら思う。連休の計画がすべて中止になった為だけど。最初に体力の衰えを感じたのは、10年近く前か瑞牆山正面壁登攀中で、他パーティーの事故に遭遇、負傷者を担ぎ降ろす事となった時だった。負傷者が大柄だった事もあるが、背中に担ぎ立ち上がる段階で膝が伸びない、立ってもフラフラの状態だった。長期間、山から離れていた頃の山行だったので脚力が落ちたなで終わった。次は5年位前の山行復活後、5月の剣岳北方稜線を宇奈月温泉から入った時で、全体的に辛かったが特に毛勝山の長い登りとその後の行程、足もペースも上がらない、結局時間切れで剣岳まで行けず赤谷尾根下降で幕引きとなった。その後は、クライミングは控え、時間があれば下半身強化とボッカ力強化に費やした。ある程度は戻ったが全盛期には遠く及ばず、現在は体力の現状維持が目的だ。ちょっと前置きが長かったかな。
下の写真は、今冬の大雪後の写真です。
2014年1月11日撮影(塔ノ岳/尊仏山荘) 2014年1月11日撮影(三ノ塔から塔)
2014年2月16日撮影(塔ノ岳山頂から) 2014年2月16日撮影(塔ノ岳山頂から)
今回の山行日とコースタイム
◆山行日 2014年11月3日(月)
◆大倉バス停発(7:30) → 花立(10:00/10:10) → 塔ノ岳山頂(10:40/10:55) → 烏尾山(12:00/12:10) → 三ノ塔(12:40) → 二ノ塔(12:55/13:15) → 林道(13:50) → ヤビツ峠着(14:15)
◆K宮単独 (荷重20Kg)
◆参考まで 1回目からの荷重(20→23→15→15Kg)
★大倉には登山者が臨時バスから続々と降りてくる。たっぷりとストレッチしゆっくり歩きはじめる。いつものように次々と追い越される。今日は子づれやボッカトレの登山者が多い様だ。私の荷物が目立たない。良く見る年配の登山者もいる。馴染みどおしの会話で下山者がこれからもう一往復と言っている。大倉尾根に来る年配登山者は強い、密かにペースメーカーに指名するのだがすぐに置いていかれる。この繰り返しで山頂まで行く。普通に歩くと先が読めるだけに無意識のうちに防衛本能が働きペースが落ちる。しかし今回はいつもと違う、途中数名の登山者を追い抜いた、気持ちいい。塔ノ岳山頂はガスの中で寒い。塔ノ岳から三ノ塔に向かう稜線は気分の良い所だ。反対方向からは大勢の登山者が来る。最初の鎖場は前回大渋滞で下降待ちは20~30人位いた。今回はタイミング良かったのか数名だった。前回二ノ塔からの下降中に会った年配の女性の言葉、「今日はトレーニングできたのよ、いつもは小丸尾根を降りるのだけど今回はヤビツ峠に下降するの、こっちは三ノ塔とヤビツ峠までの車道(約1.6Km)の登りがあってみんな嫌がるのよね。でもトレーニングには最高よ、鍛えられてるって感じで、目標もてば苦にならない」 ごもっともです。
下の写真は三ノ塔への長い登り終了地点の左側で、富士山方面を向いて登山者を見守っているお地蔵さんです。定期的か不定期か衣替えしてます。このファッションを見るのも楽しみの一つです。
2013年11月3日撮影 2014年2月16日撮影
2014年10月12日撮影
さー、これから雪山シーズンの始まり、トレーニングはまだ続くが成果は如何に、まず年末年始の山行だ。現在メーン山行は年末年始から5月ゴールデンウィークにシフトしたが今の体力を考えたらしかたない。ある体力で楽しく遊ばせてもらおう。
K宮 記