11月月例山行 セルフレスキュー・搬出訓練

H田です。

11月月例世話人として報告申し上げます。

11月15日(土)に奥多摩・氷川屏風岩にて月例山行の中でセルフレスキュー・搬出訓練会を実施いたしました。たまには防御の手立ての確認も必要だからです。

メンバー:I井、K沢、K礒、K林TS、K宮、S野、S木ま、S木め、N嶺、H田、Y田、他1 計12名

<内容>

①懸垂下降再確認(基本確認、バックアップ、確保器をなくした際の対応、細いロープでの体験、負傷者を背負った時の対応等)

②フリクションヒッチ(巻き結び)による自己脱出(クライミング中<1本>及び懸垂下降中<2本>を想定)

③    スリングを使った人工登攀 (越えられない一手をしのぐやり方)

④    1/3引き上げ(普段持っていく手持ちのギアのみ使用)

ロープを使った各種訓練の様子

ロープを使った各種訓練の様子

一通りの技術確認をした後、想定にもとづいた4人ひと組のグループによる実技演習を実施しました。事故発生から10分間で何ができ、良いところや改善すべき点がなんであったかをその場で確認し合いました。

想定にもとづいたグループごとの演習での一コマ

想定にもとづいたグループごとの演習での一コマ

救援を呼びに行くという判断がなされることがどのグループにもありましたが、救護・搬出を含めできる限り最後まで仲間の救出に携わっていくことはお忘れなく!

最後にザックを連結しての急傾斜における搬出・搬送を実際にやってみました。

ビレーをした上でやってみたのですが、なかなか思うように降ろすことができずに時間切れとなってしまいました。

搬出訓練をしながら下山

搬出訓練をしながら下山

他にも雨具を使ったザック背負子体験や2本のロープをつなぐ場合のロープワークなど様々なスタイルの山行を志向するどの会員にも使えそうな技術の共有を図ることができました。

奥多摩駅で反省会となるはずが、会場の都合で実施できなかったのは残念でした。

緊急事態に遭遇しないに越したことはありませんが、不測の事態はいつでも誰にでもありうることを念頭に置いて、これからもみなさんバリバリ登っていただきたいと思います。

参加のみなさまお疲れ様でした。

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