赤岳主稜にて

H田です。

3月6日(日)にかみさんと八ヶ岳・赤岳主稜を登ってきました。

随分前に期待した雪がなく渋々登山靴で登ったことはありましたが、積雪期は初めてでした。

 

前日の土曜日にアプローチして行者小屋にてテント泊。

前回2月にきた時よりは暖かかく、過ごしやすいものでした。

夜は雲は出ていたものの、星が瞬いて見えました。

 

翌朝は5時半過ぎ頃ベースを出発。

天気予報では、昼までは何とかもつものの、その後崩れが予想されていました。

ガスがかかった取付にはすでに先行パーティーがいました。天気のためか少なめです。

福岡大学山岳部の3人には先を譲っていただきありがとうございました。6時半過ぎ頃、感謝して登り始めました。

雪は少なく、岩肌が多く露出しており、ミックス調ではありましたが登りやすく距離が稼げました。時折強い風が吹きましたが、あまり気になりませんでした。

後方は文三郎尾根と阿弥陀岳

後方は文三郎尾根と阿弥陀岳

上の核心部で少し手こずったものの、適度な雪面と時折晴れ間をのぞかせる良好なコンディションに助けられてあっという間にエンディングが迫ってきました。

終了まで後ひと登り

終了まで後ひと登り

山頂稜線の終了地点には概ね10時頃到着。陽ざしも暖かく、もはや春山かと思われました。

赤岳山頂付近

赤岳山頂付近

団体がちょうど去った後で、気持ちよく山頂で一服した後に文三郎尾根より下山いたしました。

s04

11時前頃に行者小屋到着。陽ざしのせいか暑くて汗ばむ陽気となっていました。

午後には天気の崩れはありましたが、結果として好天のもとの登攀となりラッキーでした。

登攀というのは行ってみないとわからなところが確かにありますね。

 

念願の積雪期赤岳主稜でしたが、コンディションがよいととても手軽なポピュラールートであることがわかりました。

ほぼ支点ばっちり(ナチュラル含む)で、ルートファインディングに迷うところもほとんどありません。アイス用バイルなど大層なものは用いることもなく、普通の装備で十分でした。

八ヶ岳の一般的なバリエーションルートはなんとなく登ってこなかったので、これからもぼちぼちと登っていきたいものです。今回もかみさんには感謝、感謝でした。

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