天女山から権現岳ピストン(八ヶ岳東面)

K宮です。土日で権現岳をピストンしてきました。予定では谷川岳周辺を考えていましたが、前週の八ヶ岳計画は丹沢に変更、天気予報からも年末山行での使用装備の点検と身体慣らしは八ヶ岳が最良と判断した。最初、県界尾根を予定してたけど、小海線の車内で最新天気を確認、強風・降雪は変わらず、したがって赤岳頂上直下の雪面の通過にリスクあるとし、東面ルートの中で登頂確率の高い第二案のこのルートを選び変更メールを入れた。

山行日   12月13日(土)~14日(日)
メンバー  K宮単独
総重量   25Kg

コースタイム
13日(土)  甲斐大泉駅→タクシー→天女山登山口(7:30)→天女山(7:55~8:10)→前三ッ頭(11:50)→三ッ頭/2580m(13:15)→下った所の鞍部/2535m(13:30)  幕営地▲

14日(日)  ▲(6:35)→権現岳山頂/2715m(7:35~40)→▲(8:10~15)→三ッ頭(8:35~45)→前三ッ頭(9:25~30)→天女山(11:25)→天女山登山口(11:40)→タクシー→甲斐大泉の湯(パノラマの湯)

13日(土)

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天女山から撮った写真です。ここはまだ天気は良い。上空の雲の流れが速く稜線上は強風が予想された。ここは、風弱く、気温-4℃。

登山道には二人分の足跡が付いている。単独二名かパーティーか。日中解けた雪が凍ってその上に雪が乗っている。富士山を背に黙々と先行者を追う。まずはダラダラとした登りが続く、途中で下降する登山者に会う。軽装なのでハイカーか。前三ッ頭への急登に入る。風の音が聞こえるが登山道は樹林帯の中なので影響はない。トレースを忠実に歩く。前三ッ頭の手前でも下降者に会う。三ッ頭まで行ったがラッセルと強風の為下山するとの事。先行していた二人は共に下山、ここから一人旅だ。前三ッ頭まではトレースが残っていた。この先は雪は降ってないが樹林帯の一部を除き強い風でトレースが消されていた。登山道を忠実に歩けば深くて膝くらい。踏み外すと股位まで潜る。三ッ頭は展望の良い所だが、すでにガスに囲まれ視界30~40m位で風も強いし展望もきかない。強い風も動けない程でない、冬山に入ればこの程度は普通だ。ただし、稜線上は荒れていそうだ。幕営地の鞍部に早めに着いたらそのまま山頂を目指す予定だったが、偵察に行ったら膝上のラッセルだった。ここまでで結構バテたので早いが今日はここまでとする。

テント設営に入るが、今回は年末山行で使用するエスパースの2~3人用を持ってきた。しばらく使用してないので耐風と破損等のチェックが目的だ。一人強風下で本体・フライを張るのに難儀した。場所は、樹林帯の中でアンカーとなる木は豊富だが張り綱の長さが足りない、ペグ・十字ペグは使用できない等問題もあった。木々を通り抜ける強風に、本体を仮止め状態でフライを張る事が出来ず、基本通り本体をまずしっかり固定、そしてフライを張った。寒さで手がかじかみ思うように動かないので設営に時間を要した。疲れと寒さでテントに入るとホットした。15時頃

中は広々としている。身体を温める為、お湯を沸かし暖をとる。燃料節約の為、火を消そうと思うがつけていても中はさほど温まらない、で、弱火にしてつけておく。18時には食事もすんだ、寝るには早いので火が消えたら消灯と決めた。この時点での降雪は無いが、風の勢いがあきらかに強くなってきた。テントを叩く音はうるさいし、たわむ。でも静夜より良いか。19時前に火が消え、やむなく寝る事にする。後続の登山者はいなかった。

14日(日)

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強風は朝方までテントを叩いた。降雪はここで20cm位、寒い、気温不明。風が幾分おさまったので、4時30分起床、テント撤収で6時35分に小雪・視界20m位の中ザック担いで出発する。ピークまで高度で200m弱。写真の所まで体力トレにこだわったが力尽きた。ザックを置き空身でピークをめざす。

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膝から腰位のラッセルだった。視界10~20mで風はあったが一部ルート確認に手間取ったほか特に問題なし。寒さでバッテリー切れの表示が出て写真は撮れない。どのみち視界が悪いので同じだ。すぐに下山開始、ザック回収後一休みしてさらに下降する。

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前三ッ頭からの写真、この時間帯は太陽が出ていた。途中20~30人の登山者と会う。トレース、天気に恵まれれば、このルートは危険個所も無いし雪山入門の日帰りルートなんだろう。

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天の河原で見た富士山と上空の雲の写真。上空の雲が印象にのこったのでしたが・・・・・
この後、小雪が降って来た。
タクシーで甲斐大泉の湯(露天風呂の正面に富士山)に行き入浴後、下山祝いと風ぐすりを飲んでのんびりした。
海の日の3連休以後は天候に恵まれず中止・敗退で落ち込んでいた。久々の山頂到達 満足の2日間でした。

K宮記

 

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