谷川岳 一ノ倉沢一ノ沢右壁左方ルンゼ 一・二中間稜 東尾根
季節は、一気に進み、谷川の沢もデブリの山で覆いつくされていた。
3月17日 ワンディで一ノ沢右壁左方ルンゼを一・二の中間稜~東尾根を経由して抜けようと試みた。
メンバーは、S労のお二人(最近知ったのだけど、H山さんは、同じ歳だった・・)
M口さんは、今回は、忘れずにテントを持ってきてくれた・・。
16日<金> 仕事を切り上げ、荻窪駅に集合した。
そこから、交代で運転して、一路 指導センターを目指す。
指導センターには誰もおらず、そのまま倒れ込むように眠りについた。
1週間の疲れを持ち越したまま、午前2時半起床!
そこから朝飯を流し込む・・・。
YCCの2人とブナの2人に先を越された・・
取り敢えず、ハーネスを付けて歩き出す 3時
谷川の独特の雰囲気に呑まれてしまい、ぺーすが上がらない・・・。
一ノ倉沢の出合いに到着した・・デブリの山だ。
ヘッデンに照らし出された塊はデカく不気味だった・・・。
何度か迷って本谷に入ったりしたが、GPSを駆使して何とか取り付に着いた。
夜が明け始めた・・・5時半
取り敢えずロープを出して、準備する
F1は、フリーソロで抜けた。
F2は、M口さんがリード、快適だった
F3は、中央をいったが、少し被っていた
1日で抜けるため、できるだけスピード重視でコンテとスタカットを多用した
雪壁を登り、今回の核心のチョックストーンに 挑んだ。
リードしたかったが、H山さんに譲った・・・
ムーブ的には、簡単だった。プッシュと引き付けだった。
その後雪壁をスタカットで登り、中間稜に出た。
ナイフリッジの連続する綺麗な稜が広がっている。
青空に白い雪、黒い岩がよく映える。
ザ・アルパインだ!
右手には、衝立、烏帽子が見える、滝沢リッジも見えそうだ・・。
反対側には、一ノ倉尾根が見える、更に西黒尾根や、天神のスキー場も見えた。
ここから先をリードさせてもらった。
特に難しい個所もなく、プロテクションを等間隔でセットしていく
スノーバーも効果的だった
先行2Pが、しっかりとトレースを付けてくれているので、ほぼ稜線歩きだった。
そこから、ロープを畳んで東尾根に入り、山頂に着いた 14時45分
稜線は風がつよかった。
肩の小屋で休憩して、西黒尾根を下山した。<あえてロープウェアは使わなかった。>
継続して、山を下りる。
17時に 指導センターに帰ったきた。
3人で握手して、労を労った。
谷川岳・・・今日登ったのは、谷川のほんの一部部分にすぎない・・。
ここには、先人たちの多くのクラッシクなルートが刻まれているレガシーがある
これからも、先人たちに敬意を払い谷川に通いたいと思った・・。
もっと正確さの中にもスピードを付けないと!と思った!
14時間行動と、昨晩の短い時間の睡眠が堪えて、水上駅の駅前でうどんを食べて、温泉に浸かって
道の駅で泊まった・・・。
21時には就寝して、翌朝、渋滞とは無縁の時間の関越で帰路についた。
東京では、桜の開花宣言がニュースで流れていた・・。
まだ山は、雪が残り、北斜面には氷が残っている。
サクラが咲くのは、5月だろう・・・。
またこの季節がやってきた!
1年でもっともワクワクし、肌がボロボロになる季節が・・・。
いい山行してるねぇ〜!
雪の状態が良さそうでよかったですね。
今度は残雪ですか?
また報告を楽しみにしてます!
しかし、今回は板前不参加ですか。
もしやウルフから柴犬になろうとしているのか、、、
蘇れ金狼