1月末以来のハイキングで体力に若干の不安があった。今回の山行の主目的は、富士山の撮影とまだトレースしていない陸橋(大垂水峠)から城山山頂までを歩くことであった。 そこでコースと負荷を考える。南高尾山稜は、富士山が見えるところが少ないのではずす。で、高尾・稲荷山コースから高尾山山頂を踏み、巻き道を使わずに一丁平展望デッキまで行く。そこから下降して陸橋へとした。城山からは、小仏峠か景信山経由でこれも行ったことのない小仏バス停とする。 負荷は17kgとした。
山 行 日 2024.03.22.(金)
ル ー ト 高尾山口駅(7:40/190m) → 稲荷山コース → 第一ベンチ(8:20~30/408m) → 高尾山山頂(9:00~15/599.3m) → 一丁平展望デッキ(9:45~55/578m) → 陸橋・大垂水へ下降 → 陸橋(10:15~25/392m) → 城山(11:20~45/670.4m) → 小仏峠(11:55/548m) → 景信山(12:25~13:05/727.3m) → 小仏コース分岐 → 小仏バス停(13:45/290m) 【 6時間05分 】
メンバー K宮 単独
重 量 15kg
3月22日(金)
ザックには12kgの荷物が入っている。駅で水5kgと飲料水0.5×2を追加。18kgになってしまった。担ぐとズシリと肩にくる。ま、いいかと歩き始めるがキツイ、特に稲荷山コース最初の休憩所までの上り。高尾山山頂に着くまでに10人位に抜かれたか? しんどくて山頂で早くも2.5kgの水を捨てる。山頂は登山者より観光客が多かった。
前日の強風のおかげか、富士山がよく見える。しかも雪が多い。最近 高尾山にはよく来るが、これだけスッキリした富士山を見ることはなかった。15kg強になったザックは軽く感じる。
もみじ台からの富士山は、高尾山山頂に近いためズームアップすると山頂と構図はあまり変わらない。茶屋(細田屋)はまだ営業していないし他の登山者もいない。
もみじ台からの下りと一丁平展望デッキへの上り階段がキツイ。下ってくる若者が「ファイト」とコールをくれた。嬉しくて気合を入れる。ヨレヨレになって展望デッキに着く。ここでも富士山がよく見える。展望デッキ下のベンチには、一丁平懇親会でよく来るが、ここまで上がって来たのは何年ぶりだろう。
一丁平展望デッキから下降を開始して陸橋へ(↓ 180m位)。ここから、今回の山行メーンである城山山頂までの登山道を歩くことになる(↑ 280m位)。負荷は15kg強のまま。結構足にきている。でも、なぜかわくわくする。最初の急登を喘いで登っていると、後方から単独の女性が来てあっさり追い越される。負荷のせいだと言い訳する。直下の急登でも二人の単独女性に次々と抜かれた。もうアッパレと白旗を上げるしかない。でも、何処から来たのだろうと気になる。
やっとのことで城山山頂に着く。山頂には大勢の登山者がいて、富士山の写真を撮ったり食事したりしている。年配者が圧倒的に多いが若者男女もいる。
私はザックを降ろし、まず富士山の写真を撮る。少し霞がかってきたかなと思う。ここで腹ごしらえして下山路を考える。この時点で時刻は11時35分。足の疲れが更に増したが、時間的余裕があるので、小仏峠先の景信山からの下山とした。
小仏峠から景信山(↑180m位)への上りは辛かった。足が出なく立ち休みが多くなる。景信山 山頂到着後、休む暇なく富士山を探し写真を撮る。各地点での一連の流れである。山頂は東面が開けていて景観がよい。富士山は各地点とも概ね南西方面か? 登山者は城山より景信山の方が多い。他人ごとながら何処に下るのだろうと気になる。
時間や気温の上昇と共に、富士山は更に霞がかってくる。小仏バス停発のバス時刻14:10と決める。逆算して景信山の出発時間は13:00とした。チョット遅れて13:05出発。
膝への負担を考えて、景信山出発前に2.5kgの水を捨てて荷重12.5kgにした。軽くなったザックを担ぎ快適に下る。途中、2組の登山者を追い抜いた。アスファルト道に出て更に下ると間もなく小仏バス停に着く。一番乗りだった。最終的に10人位の登山者が乗車した。日影バス停からも多くの登山者が乗った。
JR高尾駅で一人打ち上げ(前回山行の時のお店)を考えていたが、電車がいたのと店へのアプローチが長かったのであきらめた。
※ 1 今回の山行は、歩いたことがなくて頭の片隅に引っかかっていた「 陸橋から城山山頂間のルート 」を歩きたいから始まった。次に考えたのは何処に組み込むかだった。 1.南高尾山稜は使わない 2.巻き道は使わない 3.少しでも負荷の多いルートをつなぐ で考えたのが今回のルートだった。 このコースがベストかどうかは別で「 自己満足 」の世界である。 あと、小仏バス停に足跡を残したいという思いもあった。
※ 2 高尾山・もみじ台・一丁平展望デッキ・城山山頂・景信山山頂で、同日のわりと近い時間に富士山の写真が撮れたことも良かった。高尾山と景信山間の直線距離が短いので構図が似通ったけど、地点を変えて同一被写体を撮った。これも一つの成果である。富士山は何処から見ても絵になる。特に雪の着いた富士山は・・・・・・
K 宮 記